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悪巫女討伐

豪華な装飾の施された仏殿の中央で三人の巫女装束の女達がきらびやかな宝石や装飾品を手に取り談笑している。
ロングヘアーの一番背が高いリーダー格の女が瑪瑙。
取り巻きの双子の巫女が瑠璃、璃瑠という。
彼女達は祈祷、治療と言いながら村人たちから金銭、食物をほぼ強制的に納めさせてきた。

「そろそろ、美味しいものが食べたいわね。臨時集会を開きましょう」
「そうですわね、お姉さま」
村人たちの前では決して見せない「悪」の笑みを浮かべる巫女達。

「そこまでだな」
「!?」
巫女達が声のしたほうに顔を向けると仏殿の入り口に一人の女剣士が立っていた。
「あら、なんの御用かしら。祈祷なら受付に―――」
「お前達の悪事は既に把握している。おとなしく捕まるんだな、抵抗するなら」
言葉が終わらない内に瑠璃と璃瑠が短刀を手に女剣士に斬りかかった。
長髪の巫女の目には次の瞬間には血まみれで伏している女剣士の姿があるはずだった。
何度も目にしてきた光景だ。

しかし、違った。

「ぁ、ぅ…」
「う、嘘…」
眼にも見えない抜刀で袈裟斬りにされ双子の巫女は仰向けに倒れる。
「お、おねえ、さま…」
双子は何が起こったかわからないといった表情で絶命した。
「抵抗するなら、殺す」

「ま、まって、少しばかり金品を多く取りすぎたのは謝るわ!返せるものは返します。だから見逃し…」
「集会の際に甘酒に微量の毒を混入し、病人を故意に作り上げたとの疑惑もある」
「!!」
「無駄な抵抗は…」
「ちくしょおッ」
綺麗な顔立ちからは想像もできない声をあげながら長髪の巫女は薙刀を振り回しながら剣士に斬りかかってきた。
「リーチの差は歴然!死ぬのはあなたの…」

パン!
乾いた音が仏殿内に響く。
巫女の眉間に小さな穴がひとつ開いている。
「…ぇ…?」
巫女の目がくるりと上を向き、そのまま倒れた。
血だまりに伏している巫女に女剣士は語りかける。

「これは南蛮由来の鉄砲といってね…って聞こえてないか」
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