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ばとおん! 3(完)

リヴァイアサン艦隊司令官のミイネは追い詰められていた。
クーデターを起こしたものの要であるギルドの占拠に失敗し、後がなくなっていた。

「もうじきここにもギルドの使いが来る。ここまでか…」
残党部隊は国軍の海洋母艦を乗っ取り、篭城をしていたが疲弊は大きい。
戦っても無駄死にである。が、ミイネは徹底抗戦を部下に指示していた。
(今はまだ、あの『組織』のことを知られるわけにいかない…)
「!?」
ミイネは背後に気配を感じ振り返る。そこには一人の少女がいた。
「…誰だ、お前はどうやってここまで来た」
少女はクスリと笑いを浮かべたかと思うと冷たい声で話をはじめた。
「…私はアーク。兄妹の遺志を継ぎ『組織』の壊滅を願う者」
「貴様!しっているの」
小さなナイフが一筋の閃光を走らせる。
「か」
ミイネは美しい額を裂かれ絶命した。

「降伏ぅ!?」
強行突入決行の五分前に残党軍から入電があり、降伏の旨が伝えられた。
がっかりした様な仕草をみせるアイヴァと朝星。
セルマー、死神、美麗は既に撤収の準備を始めていた。

その様子を白旗を上げる海洋母艦の帆先に立ち見つめる一人の少女。
(捕虜は多い方がいい…その分情報が集まるから。今はまだ、戦力と情報が足りない)

黒冥館で散った兄妹の遺志を継ぎ戦い続ける少女。
楽器を手に純粋に戦いを楽しむ傭兵。
戦闘員であった過去を持ちながら強大な二つの組織を壊滅させたダークヒロイン。

今、全てが交わり大きなうねりになろうとしていた。
戦い続ける女達の最大にして最後の戦いがはじまろうとしている。
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